「待つ」ことの大切さ

子どもは成長するにつれ自我が生まれます。

それは、自分というものを確立していく過程といえます。

・自分で色々と決めたがる

・物事に対して拒否することが増える

・大人と同じことをしたがる

これらのようなことが例にあげられます。

 

■お出かけ直前の会話

親「こっちの赤い服と、こっちの青い服、どっち着る?」

子「赤い服着たいけど汚れたらいやだし、青い服は晴れの日に着たいし・・・どっちにしようかな」

時間だけが流れて、なかなか決められません。

電車の時間に間に合わなくなるんじゃないかと、親はイライラ・・・

 

こんなとき、どうしますか?

親A「もう時間がないから、青い服にしときなさい!」

親B「あなたのせいで遅れたらどうするの?早く決めて!」

親C「ごめんね。もっと早くにどの服にするか聞けば良かったね。私の服に合わせて青い服にしてくれる?」

 

ついつい親Aか親Bのパターンになっていませんか?

時間が無いのも、遅れそうなのも、親がもっと早くに聞いてあげていたら、発生しない事です。

親の準備不足を子どもに転嫁しているだけです。

 

こういうときは、しっかり自分の非を謝り、理由をつけて親が決めてあげる親Cが良いと思います。

 

一番良いのは、もっと早い時間に、質問してあげて、しっかり考える時間を作ってあげる。

そして一緒に考えてあげる。ことです。

 

子どもの成長期、自我が芽生えだしたら、

親は子どもをフォローしてあげる立場になることも大切です。